たまプラーザ整体かんだや|呼吸しっかりできてますか?
たまプラーザ整体かんだや|呼吸しっかりできてますか?
こんにちは。
たまプラーザ整体かんだやです。
今回は「呼吸」についてのお話です。
目次
①呼吸は大事!
②自律神経と呼吸
③酸素を全身へ運ぶ血液
④脳の酸素消費量は全体の約2割
⑤ソファと息苦しさ
⑥過呼吸と息苦しさ
⑦喉のつまり感による息苦しさ
⑧背中の息苦しさ

①呼吸は大事!
私たちのカラダは母親から産まれてから初めて「肺呼吸」が始まります。
そして生きていくためには
なくてはならないものですよね。
私は今まで整体を通してたくさんの方のお話を伺いました。
そして息苦しさでお困りの方の自律神経施術をしてきました。
その中で多くの人に共通していたのが
「呼吸が浅い」ということです。
私たちは酸素がなければ元気に体を動かして、頭を働かせることが出来ません。
そして自律神経を働きやすい状態にするためにも「酸素」が必要になります。
今回は私たちが生きるために必要な「呼吸」についてお伝えします。

②自律神経と呼吸
呼吸をするときは鼻や口から息を吸います。
そして吐く。
これは起きている時も寝ている時もずーっと続きます。
さらに自律神経は呼吸のコントロールをしてくれます。
運動するとたくさん酸素を体に送る必要がありますよね。
そのため呼吸を速くします!
またリラックスしているときには
呼吸を深くゆっくりコントロールしてくれています。
このように自律神経は「呼吸」をコントロールしてくれているのです。
また呼吸は意識的にコントロールすることもできますよね。
そのため交感神経が優位になっている人は
「深呼吸」することで副交感神経のスイッチを入れてみることも良いでしょう。

③酸素を全身へ運ぶ血液
整体に行くとこんなことを言われたことはありませんか?
「血液の流れは大事ですよ~」「血流をよくしましょうね~」
これにはしっかりと意味があるのです。
まずあなたに知っておいてほしいことがあります。
それは「血液が酸素を運んでくれる」ということ。
血液には「赤血球」「白血球」「血しょう」「血小板」があります。
あなたもなんとなく聞いたことはあるのでは?
その中の赤血球が肺で受け取った酸素を体の隅々まで運んでくれるのです。
そのため
➤血液の流れが滞る
➤酸素が全身へ運びにくくなる
➤酸素が足りなくなる
➤筋肉や神経機能が低下してしまう可能性が出てくる
➤体の辛さが現れてくる
整体で改善する辛さの場合はこのようなことがあなたのカラダで起きている可能性があります。
そのため「血行不良」は体にとって良くないのです。
運動が体に良い!
となんとなく感じている人も多いかと思います。
これも血液の循環に関りがあります。
血液は心臓のポンプ機能により押し出されます。
さらに全身へ血液を運ぶためには
「筋肉のポンプ機能」が必要です!
血管は体のいたるところにありますよね。
そのため筋肉を運動させて「伸ばし・縮める」ことで
血管も同時に「伸びて・縮まり」ます。
このようなことが血液を循環させるためには効果的なのですね。
すると血液循環の改善につながり
結果的に全身に酸素が運ばれるようになりますよね。

④脳の酸素消費量は全体の約2割
今あなたの吸った酸素。
これが全部で「10」だとします。
この「10」の酸素の中の約2割は脳で消費されます。
これは大人の場合です。
子どもの場合はもっとたくさんの酸素が必要になります。
そのため喫煙またはタバコを吸っている人の煙(副流煙)を吸う事で酸素はさらに不足しやすくなってしまうのです。
そのため運動不足の上に喫煙習慣がある方は注意が必要ですね。
あなたの体が変化に対応するためには脳の「脳幹」という箇所の働きが重要です。
ここが呼吸や血圧、体温など様々な変化に対処するために働きます。
しかし酸素が不足してしまうと・・・
なんとなく想像はつきますよね。

⑤ソファと息苦しさ
あなたは家で過ごすときに1日中ソファでくつろいでいませんか?
もしそんな過ごし方をしている場合は注意が必要ですよ。
今まで整体にきた方の中で「息苦しい」と
お困りの方がたくさんいらっしゃいました。
その中の多くの方が「ソファで長時間過ごしている」という事です。
ソファはリラックスできてとても良いのですがこれが長時間となると心配です。
なぜなら「大きく呼吸をすることを制限させている可能性」があるからです。
呼吸をするときに
・体が猫背になり丸まっている場合
・体を大の字に大きく腕を伸ばした状態
あなたはどちらが呼吸をしやすいと思いますか?
もちろん「体を大の字に大きく腕を伸ばした状態」ですよね。
しかしソファでは体が丸まりやすくなります。
そのため呼吸筋が緊張しやすい状態になってしまうのです。
このような状態が続けば続くほど呼吸筋はガチガチに緊張してしまいます。
そして十分に呼吸筋が働かずに知らぬ間に酸素不足の状態になり息苦しさや辛い症状が出てしまうことがあると考えられます。
ソファでくつろぐ時も1時間に1回は立ち上がり
大きく呼吸をしてみることをお勧めします。

⑥過呼吸と息苦しさ
息苦しさと同時に過呼吸になる場合があります。
さらに呼吸の仕方が分からなくなりパニック状態!
こんな経験をされた方もいらっしゃるのでは?
先ほどの「⑤ソファと息苦しさ」であったように
ソファで呼吸筋がガチガチに緊張した場合は
どのようにして不足した酸素を取り入れようとするのでしょうか?
私の考えでは
・呼吸を浅くする
・呼吸を速くする
以上のような状態にすることで
深く呼吸ができない分の酸素を強制的に取り入れようとするのではないか?
と感じています。
そのため息苦しさを感じている方は
呼吸が浅く速くなり
結果的に過呼吸になると私は考えています。
体は酸素が欲しいので過呼吸になりますがいきなり呼吸が浅くなれば焦りや不安を感じますよね。
そのため「整体かんだや」では呼吸筋の調整は辛さ改善のための重要なポイントと考えています。

⑦喉のつまり感による息苦しさ
私たちのカラダは食道の隣に気道があります。
そのため息苦しさと同時に
「食事をする時の違和感」や「ツバを飲み込むときの違和感」
を感じている方もいるかと思います。
喉の筋肉は自分の意志で動かせます。
しかし肺に近づくにつれて自分自身の意思で動かすことは困難です。
そのため意思で動かせない箇所に関しては自律神経系の働きが大切になります。
通常は交感神経が働くと気管支は緩みたくさんの空気を吸い込みやすくなります。
しかしここでポイントとなるのが咽頭収縮筋です。
この筋肉は口の中で食事を噛み、食堂へ運ぶときに活躍します。
この咽頭収縮筋が収縮・弛緩することで口の中で噛んだ食事を食堂に運んでくれるのです。
しかし自律神経の乱れがある場合は咽頭収縮筋がしっかりと働きません。
そして食事の飲み込み時に違和感や苦しさを感じるのですね。

⑧背中の息苦しさ
息苦しいと感じている方の中でも「背中」で苦しさを感じる場合があります。
これは胸郭という箇所が関係します。
胸郭とは胸骨やろっ骨、胸椎でできている部分のこと。
簡単にお伝えすると心臓や食堂、肺を守っている胸の骨の部分だと思ってください。

私たちは呼吸をすると肺が膨らみます。
そのため胸が膨らみます。
さらに背中も膨らみます。
このように前後の胸の部分が膨らむことで肺も動かしやすい状態になるのです。
背中で息苦しさを感じている場合。
背中の筋肉の緊張や背骨(胸椎とろっ骨の間の肋椎関節)の動きに制限がかかってしまっていることがあります。
つまり背中の関節の機能低下が考えられます。
そうなれば肺を膨らませようといくら息を吸ったところで十分に空気を取り入れられませんよね。
このようなことが背中の息苦しさの要因の一つではないかと私は感じます。
