たまプラーザ整体|運動不足からの体調不良→うつ状態に注意!
たまプラーザ整体|運動不足からの体調不良→うつ状態に注意!
たまプラーザ整体かんだやです。
整体かんだやには自律神経症状やうつ状態でお困りの方がたくさんいらっしゃいます。
そして施術の中で話題になることが多いのが「運動」についてです。
今回は「運動と自律神経症状やうつ状態」についてのお話です。

2020年から新型コロナウイルスの影響により家で過ごすことが多くなりました。
お仕事も在宅ワークが増えて出勤日数が少なくなった人も多くいます。
ここで問題となるのが運動不足です。
特にデスクワークの人はコロナ禍で健康への影響を受けているように感じます。
ステイホームと言われる前からデスクワーカーは運動不足の状態の人が多くいました。
コロナ禍での働き方の変化・・・
疲労困憊の人は在宅になったからと仕事量が減る訳でもない。
そして自分の時間が増えるという訳でもなさそうです。
このような生活習慣の人から「通勤による移動」を無くしてしまうことは、さらなる運動不足の状態を加速させてしまいます。
通勤がなくなることで・・・
「朝は勤務時間ぎりぎりまで寝ている」
「家の中ですべて住んでしまうので動くのは家の中だけ」
またお休みも「休日もコロナ禍により外出することが少ない」
このように大幅に運動習慣が減少しているように感じます。

運動は血液の流れを促し、汗をかきます。
また外での運動は日に浴びることのメリットもあります。
運動をすることで様々なメリットが期待できます。
運動不足に関して興味深いデータを紹介します。
参考資料:平成24年8月3日 厚生労働省健康局がん対策・健康増進課
「我が国の保健医療制度に関する包括的実証研究」 厚生労働省政策科学総合研究事業 2011年
危険因子に関連する非感染性疾患と外因による死亡者数と言うグラフがあります。
これは言い換えると生活習慣を改善することで予防が可能な疾患のことです。
この資料を見てみると一年間で52,200人の日本人が運動不足が原因で亡くなられています。
しかもこの資料は2011年に調べられたものであり現在の2021年コロナ禍から約10年前のものです。
この10年間でスマホも普及しインターネットを使う機会が格段に増えました。
さらに外出しなくてもスマホで買い物をすれば家まで商品を届けてくれます。
そんな状況の中でのコロナによる運動量の減少です。
このような生活習慣の変化は自律神経の乱れによる辛さでお困りの人が増える原因となってしまわないのか心配です。

運動のポイント
運動の強度
運動をするにしても自分に合わせた強度で始めることが大切です。
私が運動を始めようとしている人に必ずお伝えをすることがあります。
それは「いきなり120%の力を出して頑張りすぎないでください。」という事です。
私が今まで見てきた多くの人は体調を崩すと次のようになります・・・
体調不良
↓
病院で異常なし
↓
たくさん調べた結果「自律神経」にたどり着く
↓
改善方法の一つである「運動」を始めようと決意
↓
自分の体の状態を無視した運動量で運動を始める・・・
このように色々と調べた結果、運動にたどり着き「よし!始めよう!」と言うところまでは良いのです。
しかし自分の体の状態に合わない運動量で逆にお身体を苦しめている人を私は過去に見てきました。
そのため身体に余裕を持たせた状態で抑えておくことが大切なポイントです。

心拍数を上げる
私たちは運動でもしない限りは心拍数が上がることはほとんどありませんよね。
心拍数を上げる働きは交感神経の役割です。
筋肉運動を行うことで交感神経をグッと働かせることが理想的です。
しかし多くの人は筋肉運動を伴わない交感神経の過剰な働きが問題となっています。
長時間労働により同じ体制で体が緊張状態。
さらに精神的なストレスやプレッシャーも常にかかっているような状況。
このような状態の人は体を動かしていないにも関わらず交感神経が過剰に働いてしまいます。
すると次に考えられる状態は交感神経系の乱れによりいきなり心臓がバクバクしたり身体の力が抜けなくなるという事です。
そこで重要になることは「筋肉運動を伴う交感神経の高まり」です。
自律神経は人間の本能的な部分です。
そのためストレスに対して「闘う」「逃げる」と言う対処が根本にあります。
これには必ず筋肉の運動が必要となります。
しかし現代では狩りをするわけでもないので筋肉運動を行わなくてもストレスに対処できてしまいます。
私はココが現在私たちの身体に問題を起こしている原因の一つだと感じます。

そこでおススメなのがインターバルトレーニング。
トレーニングといってもウォーキングなどから始められます。
例えば・・・
普段20分の散歩をしているのであれば
最初の5分は普通に歩く
次の5分は早歩き
※ここでのポイントは心拍数を上げることです
理想は最大心拍数の70%ほどが良いでしょう
次の5分は普通に歩く
次は早歩き・・・
というような感じで歩くと自分自身で交感神経を高めることが出来ます。
もしあなたのお身体に余裕があればお勧めの運動方法です。

リズム運動
あなたは「セロトニン」という言葉を聞いたことはありますか?
これは不安やうつ状態の改善などを期待されている神経伝達物質と言われるものの一つです。
セロトニンには脳内セロトニンと腸内セロトニンがあります。
これはまだ解明されていない部分もありますが脳内セロトニンを分泌させる方法として「リズム運動」が挙げられます。
一定のリズムでのウォーキング、ランニング、呼吸法、そしゃく(噛むこと)、なわ跳びなど・・・
このように一定のリズムで運動することが分泌を促すと考えられています。
このようなことがうつ状態や不安感などの改善のための対策の一つにもなるでしょう。

最後に・・・
基本は無理をしないこと
いきなり体調を崩した方は特に焦りや不安を感じるでしょう。
しかし無理は厳禁です。
今まで無理をしてきたからこそ何かの症状が出てきている可能性があります。
お身体を変えていくには時間も必要です。
コツコツと自分のお身体の状態と向き合いながら運動習慣をつけていきましょうね。