
顎関節の問題で多いのは口が開かない、又は開きづらいという症状です。
さらに顎に痛みがでる。カクカク音がなることもあります。
このような症状で最も生活に支障が出てしまうのは食事も食べられない状態になることです。
このような症状の原因として多いのが咀嚼筋(そしゃくきん)といい、噛み締める時に使う筋肉の過緊張があります。
では原因と施術法をみていきましょう。
- かみしめの筋肉、咀嚼筋(そしゃくきん)の緊張が起こる原因
- 当院の顎関節症に対する施術法
1. かみしめの筋肉、咀嚼筋(そしゃくきん)の緊張が起こる原因
この原因としては無意識で噛み締めている可能性が考えられます。
わかりやすいのが歯ぎしりです。
あなたの歯は削れていませんか?
もし削れていたら要注意です。
いつも眠っているときに歯ぎしりがあると顎関節に負担がかかります。すると朝起きた時に顎が動かしにくかったり、違和感を感じたりすることがあります。
日中にも食いしばりがある人は要注意です!
ではなぜ無意識で噛み締めてしまうのでしょうか?
顎関節を動かすには脳からの命令が必要です。
顎関節を動かす神経は脳から直通です。
どういう事かと言うと例えば
私たちの腕や足は
脳→脊髄(首や背中を通り)→手や足の神経に命令がいきます。
しかし顎関節の命令系統は
脳→顎関節の神経となっています。そのため脳の状態が顎関節には現れやすいと私は考えています。
例えばあなたがストレス状態の時、交感神経(体を緊張させる神経)が、優位に働き脳も興奮してきます。
その状態で眠りについても脳は興奮しエネルギーを使いたがります。
すると脳から1番近い顎関節の筋肉を動かして、噛み締めや歯ぎしりとして無意識に噛み締めの筋肉を動かしているということです。
無意識での体の動きは自律神経が関わっています。そのため顎関節の整体では自律神経整体が必要なのです。
顎関節症でお困りの方はどこに行っていいのか分からない。という方がほとんどかと思います。
そのためとりあえず歯科でマウスピースをつくり対処する人が多いのが現状です。
2. 顎関節症に対する施術法
当院は整体院です。そのため歯の土台となっている顎関節を調整していきます。
主に顎関節周りの筋肉の調整、さらに体全体のゆがみが顎関節に影響を与えていることもあります。
また自律神経整体により顎関節の筋肉が緊張している原因にも焦点を当てて根本改善を目指します。
誰でもそうですが、肩に力が入りガチガチに緊張した状態では本来のベストな動きはできません。
少し力が抜けている方が良い動きができるものです。
顎関節の調整では自律神経整体を組み合わせることであなたの本来もっていた動きに近づけることができます。
「整体 かんだや」が得意とする2つの自律神経整体施術法で顎関節の慢性的な緊張の改善を目指します。
1. 呼吸調整術
呼吸ができなければ酸素を取り込めません。酸素が、なければ神経が働けなくなります。さらにエネルギーも生まれません。
逆にしっかりと呼吸ができれば神経が活性化してエネルギーも生まれるので体の基礎が整います。
主にいくつかある呼吸筋の中で大切な筋肉「横隔膜」の調整。また肺が膨らみやすい状態にするため胸郭(胸筋)などあなたにとって一番呼吸を浅くさせている箇所を見つけて整えます。
当院ではじっくりと持続圧を使い呼吸筋の緊張感を緩和させます。
そして体が機能しやすい状態づくりを目指します。
2. 頭蓋骨調整
頭は膨らんだり元に戻ったりして常に動いていることは知っていますか?
頭蓋骨は23個の骨がパズルのように組み合わさり1つの頭がとなっています。
それらの骨が動き、頭全体が膨らんで、元に戻る。この動きをすることにより脳脊髄液を循環させます。
脳は脳脊髄液で満たされています。
そのため脳脊髄液は脳の疲労物質を運んでくれる役割があります。
自律神経は脳の脳幹という場所と関わりがあります。
そのため自律神経を整えるために頭蓋骨調整はとても大切な調整です。
当院では数百グラムの圧で頭蓋骨の調整をしますのでとてもソフトな調整術です。