※ここでは病院での検査で異常がなかった事を前提として書いています。
まずは必ず医師の診察を受けましょう。

  1. めまいの種類と原因
  2. どうして酸素が不足するの?
  3. 平衡感覚と耳の関係
  4. 当院の整体施術法

1. めまいの種類と原因

めまいはいくつか種類があります。

  • フワフワする浮動性のめまい
  • グルグルする回転性のめまい
  • 立ち上がった瞬間などに目の前が真っ暗になるようなめまい

さらに原因を見ていくと・・・

  • 血液の循環不良により前庭神経〔平衡感覚を司る神経〕に十分な酸素が届かずに機能が低下することで起こるめまい
  • 小脳の機能低下によるめまい
  • 自律神経の働きが低下して血圧が十分に上がらないことで起こるめまい
  • 耳石がはがれ落ちることで起こるめまい

病院でなにも異常が出ない場合には以上のような原因が考えられます。

まず私の経験上、めまいの多くの割合を占めていると感じるのが血行不良です。

血液は酸素を運ぶ役目があります。
酸素が足りなくなると神経は働く事ができません。

そのため血行の循環不良が起こると平衡感覚をコントロールする前庭神経の機能が低下してしまうのです。
すると頭の位置を動かすだけでフラフラする。または何もしていなくてもグルグルめまいが起きてしまいます。

この時は目の動きも関係してきます。
例えば電車の中で本を読むことができない人。このような人は乗り物酔いをしやすくなります。

なぜか?

目の動きと頭の動きが一緒になってしまっているからです。
専門的に言うと前庭動眼反射ができていません。

これは実際にやってみるとわかります。
まず目の前に親指を立てます。
そして親指を見たまま顔を右、左と左右に動かします。この時に気持ち悪くなったりめまいを感じたりする人は前庭動眼反射ができていない可能性があります。

これはめまい検査の一例ですがこのように1つ1つ検査をすることで当院はめまいの原因を探していきます。

どんな種類のめまいもそうですが自律神経系が関わるものは体のどこかの機能が確実に低下していると考えています。
その機能を取り戻す為に必ず必要となるものは酸素です。

2. どうして酸素が不足するの?

なぜ酸素が不足するのか?
一言でいうとストレスです。
人間関係など精神的なもの。体の緊張から起こる構造的なもの。栄養の過不足やタバコなど何か物質的なもの。
というようにストレスと言っても様々な問題があります。

どのようなストレスを受けるのかはそれぞれ違います。そこで当院では初回はカウンセリングを行いあなたの生活習慣をお聞きします。

その上で体をみて、あなたに合わせた施術を行います。
ストレスに関しては「自律神経失調症」のページで詳しく書いてあります。

3. 平衡感覚と耳の関係

耳の機能としては「聞く」ことです。いわゆる聴覚ですね。
そして体のバランスを保つための「平衡感覚」の機能があります。
三半規管という言葉を聞いたことがあると思いますがこれも耳の機能を 正常に働かせるための大切な箇所になります。

耳の構造

耳は大きく分けると「内耳」「中耳」「外耳」の3つに分けることができます。
「外耳」はみなさんが綿棒や耳かきで耳の掃除をするところです。鼓膜の前までのことを言います。
「中耳」は鼓膜からその内側にある箇所で重要な役割があります。それは外耳から入った音の振動を中耳にある骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)に伝えてくれます。
そして「内耳」ここには2つの大切な神経があります。

  1. 前庭神経・・・平衡感覚をつかさどる神経
  2. 蝸牛神経・・・聞こえの神経

この2つの神経は隣り合った位置にあります。そのためどちらか一方の機能が低下すると同時にもう一方の機能低下が起こることも考えられます。そのため耳の症状と平衡感覚の異常、つまり耳鳴りや難聴と同時にめまいが同時に起こることがあります。

またこの2つの機能低下により耳のつまり、ふらつき、音が大きく聞こえる、響いて聞こえるといった症状が起きることがあります。

さらにめまいを伴う場合は吐き気も同時に感じることがあります。

体のバランスを保つための情報収集

体のバランスを保つためにはたくさんの情報が必要です。私たちはただ普通に立っていますがこれは無意識のうちに体がいろいろな情報を受信しているからなのです。
例えば「いま、頭の位置はどうなっているのか?下を向いているの?上?右?左?」
「目の位置は?」「体の重心は?」などたくさんの情報を集めて、その情報が神経を通して脳へ送られます。
神経を詳しく見ていくと3種類にわけることができます。

  1. 運動神経
  2. 感覚神経(知覚神経)
  3. 自律神経

この中でも注目は感覚神経です。(知覚神経とも言います。)
温痛覚という「熱さ」や「冷たさ」「痛さ」を伝えるもの。
そして深部感覚という手足の位置や体の動きや重さなどを認識するものがあります。

少しややこしくなってきましたね。つまり何を伝えたいのかというと重要なのは視覚や深部感覚、そして耳(内耳平衡覚)の働きがしっかりと連動しているか?ということです。

めまいやふらつきはこの中のどこかに機能低下がある可能性があります。
またはたくさんの情報が集められて指令を出す脳の機能低下も考えられます。

めまいと脳機能

1. 脳幹・・・自律神経を働かせる

自律神経を働かせるために欠かせない存在です。体からの情報を受け取り交感神経と副交感神経を上手く使い分けます。
例えば「立ちくらみ。」
これは血圧がコントロールできていない可能性があります。
座っている状態から立ち上がる時に頭の高さが数十cm高くなります。
実はこのとき、自律神経が働き、瞬時に血圧を高めて脳へ血液が流れるようにします。
この機能が低下すると脳に血液が十分届かなくなり、ふらつきや立ちくらみとなります。
お風呂でのクラクラふらつくのも血圧が関係しています。

2. 小脳・・・神経からの情報を受けて運動の強さ、バランスを調整する(運動調節機能)

あなたは生卵を持つとき握る強さを頭で考えていますか?
答えは「NO」ですよね。いちいち考えている人なんていません。
脳には今までの経験や情報が蓄積されていきます。
その中でも「小脳」は卵を握る強さや握るときの距離感などのバランスを調整してくれています。
これは私たちが何気なく立っているときも同じことが言えます。
電車で立っているとき踏ん張って倒れないようにする。またはつり革を握り電車が揺れても満員電車でおしくらまんじゅう状態でも立っている状態をキープできますよね。
しかし逆を言うと「小脳」の機能が低下してしまうと「バランスをとって立つ」ことさえ難しくなってしまうのです。

平衡感覚の機能低下が起きる原因

私が実際にめまいの患者さんをみてきた経験からお話しします。
多くの方は「脳への血液の流れが滞っている」ということを感じます。

そのため小脳や脳幹への血液循環不良。
前庭神経の血液循環不良。が考えられます。
血液が十分に行き渡らなければ各機能は血液中の酸素が届かなくなり正常に働かなくなります。
するとめまいが起こり不安や焦りも感じやすくなります。
そのうまれた感情に反応するのが自律神経です。
反応した自律神経は交感神経を高めます。
そのため体が緊張し筋肉はガチガチになります。
するとさらに全身の血行不良が起きてしまうのです。

4. 当院の整体施術法

当院ではボキボキッと、やるような整体ではありません。

基本的にソフトな施術です。
あなたの体の状態により必要な刺激量が変わります。
緊張している筋肉をガツガツ揉んだりすることで緊張感が強くなってしまうことがあります。
しかし筋肉が使えていない場合は強い刺激を入れて最適な筋肉の緊張に調整することもあります。

あなたの体に合わせた施術を行います。

当院では自律神経はもちろん東洋医学、解剖学、生理学、身体心理学、心理学などを研究し自律神経整体施術に取り入れています。

できるだけ体に負担がかからないよう体を改善させるためにあなたのお体をしっかり検査・チェックした上で最適な施術を行います。

1. 呼吸調整術

呼吸ができなければ酸素を取り込めません。酸素が、なければ神経が働けなくなります。そのため体の機能を十分に発揮できません。

逆にしっかりと呼吸ができれば神経が活性化しやすくなります。
酸素は自動車でいうガソリンですね。
酸素があれば体も動かしやすく、体の基礎が整います。

主にいくつかある呼吸筋の中でも特に大切な筋肉「横隔膜」の調整。
また肺が膨らみやすい状態にするため胸郭(胸筋)などあなたにとって一番呼吸を浅くさせている箇所を見つけて整えます。

当院ではじっくりと持続圧を使い呼吸筋の緊張感を緩和させます。
そして体が機能しやすい状態づくりを目指します。

2. 頭蓋骨調整

頭は膨らんだり元に戻ったりして常に動いていることは知っていますか?

頭蓋骨は23個の骨がパズルのように組み合わさり1つの頭がとなっています。
それらの骨が動き、頭全体が膨らんで、元に戻る。この動きをすることにより脳脊髄液を循環させます。

脳は脳脊髄液で満たされています。
そのため脳脊髄液は脳の疲労物質を運んでくれる役割があります。

自律神経は脳の脳幹という場所と関わりがあります。
そのため自律神経を整えるために頭蓋骨調整はとても大切な調整です。

当院では数百グラムの圧で頭蓋骨の調整をしますのでとてもソフトな調整術です。

以上の整体施術法に加えてめまい改善のための眼球チェックなどを状態に合われて行います。